新しいプロジェクトが続いている。今日はその一つの現地立会い。広々した空間にポツリと家主を失ってしまった家屋。庭には果樹がいっぱい。近隣には大きな大木。周りを見渡すとどの家も庭を広く確保して、果樹が多く庭の手入れも行き届いているようだった。この空間を気に入っているのか?巣箱も多くあったりして、人も鳥もこの地を気に入っている気がした。既存の環境を活かすというよりも利用しつつ、もともとの環境以上のレベルアップが求められるプロジェクト。完成したら近隣を含め地域の風景の価値が高まっていくそんなカタチを考えている。建物の配棟から庭の場所や必要性、あと使いやすさと、とにかく環境性。これらを美しくまとめ上げるのが今回の仕事だと思っている。※写真は計画地対面の住宅先にあった松ぼっくり山。
紹介しきれないプロジェクトも多いのですが、いわゆる小規模プロジェクトも複数進んでいます。すべてアップ出来ないのですが、限られた予算の中で、どこを見せたいのか?見て、住んで感じるコンセプトを確実に表現するのがポイント。予算のある個人住宅の庭づくりといわゆる建売の違いは表現する場所とコンセプトそれを美しく見せるのが大切になってきます。そんな中、このプロジェクトも恐らく成功した中の一つ。何でもないように見えるけど、色々な諸条件から出来ることをギリギリで攻めている感じです。