良く見たら4月に一度も更新することなく5月末が近づいてきました。4月初旬は一旦落ち着いたものの10連休のGWが近づくにつれ計画も現場もドタバタ。ようやく落ち着いたと思ったら今度はGD賞の締め切り。この長い期間に現場もかなり進んでアップが間に合わないような状態です。少しつづHPやインスタへアップしていきます。取り急ぎ、今日の写真は6戸のプロジェクトがようやく全棟完成です。オーバルな小運動場を意識した庭先で思いっきり走る、自転車の乗り方を覚える、ビニールプールで友達と遊ぶ、芝生に寝転ぶ、大木に登る、木陰で涼む、住民同士で食事会を開く、季節の行事を楽しむなど庭の可能性は子供達や大人たちのコミュニティの場でもある。自分たちの空間という意識付けによって、積極的に街や人と関わる仕組みは住宅づくりや街づくりの中で最も必要だと考えます。この空間は単純に遊ぶスペースだけではなく、防災時など一時避難場所となることから住民だけではなく、万が一の時には地域へ解放できるようなスペースを確保しています。行政に頼り切ることなく、事業主側が積極的にこの街法の価値を示していく必要がある時代に来ていると思っています。
基本計画から実施設計さらには設計監理まで長期間に渡って関わってきたプロジェクトが先日の竣工検査を経て完成いたしました。施設としては完成したのですが、ハウスラボの位置づけがやはり従来の管理棟になってしまっているので、少しだけプラスアルファのコンセプト提案したいと思います。このハウスラボに充実した書籍が不可欠で、家のカタログや月刊誌以外に家に関する絵本、不動産に関する本や漫画、家をテーマにした映画やドラマ、音楽、家族や人に関する本、色に関する本、地域や風土などを紹介する本など、今の時代だとストレート過ぎる情報はすべてインターネットの情報で事足りてしまうので、それ以外の脱線した情報いわゆる少し無駄だと思えるようなことを知ることができる空間にしたいと考えています。今回のように設計以外の情報提供は建売プロジェクトにおいても同様で、様々な関与をHIRAMEKIでは行っていますので、何なりとお申し付けください。
2棟プロジェクトが完成。単調になりがちの横並びの家も美しく仕上がりました。植物が入ることで周りの既存住宅群の仲間入りしたかのように街並みに違和感なく溶け込んでいるのが特徴的です。