ブログを更新しました。無難な素材や植栽の組み合わせは、不動産商品の価値を高めてくれない。購入層はもっと今以上にカッコよくてシンプルな商品を期待している。そんな今の時代のニーズに合わせて街づくりのコンセプトワークから素材選び、建築意匠の見せ方など適材適所の組み合わせがコンセプトを表現し、事業主の商品にかける想いを伝える商品づくりが必要だと感じています。そんな当たり前だけど、その無難な呪縛から離れられない安定志向を少しだけ改善する内容のブログ。ものすごくお時間がある方、是非お付き合いください。
http://www.hira-meki.com/blog/archives/1924
ブログを更新しました。建売プロジェクトを進めていくうえで、どのようなターゲットに訴求していくか?そのターゲットはどのような気持ちで家を買おうと考えるか?家探しをしている人へ適切な商品企画はどうしていくのか?半端な気持ちと半端な企画が半端なものを作り、結局儲からない顛末を迎えてしまう。こんなことにならないようにシッカリとターゲットを絞り、コンセプトワークを作るという事がいかに大切か?ということを一般論を交えて簡単にブログにしてみました。お時間のある方、どうぞお付き合いください。
基本計画から実施設計さらには設計監理まで長期間に渡って関わってきたプロジェクトが先日の竣工検査を経て完成いたしました。施設としては完成したのですが、ハウスラボの位置づけがやはり従来の管理棟になってしまっているので、少しだけプラスアルファのコンセプト提案したいと思います。このハウスラボに充実した書籍が不可欠で、家のカタログや月刊誌以外に家に関する絵本、不動産に関する本や漫画、家をテーマにした映画やドラマ、音楽、家族や人に関する本、色に関する本、地域や風土などを紹介する本など、今の時代だとストレート過ぎる情報はすべてインターネットの情報で事足りてしまうので、それ以外の脱線した情報いわゆる少し無駄だと思えるようなことを知ることができる空間にしたいと考えています。今回のように設計以外の情報提供は建売プロジェクトにおいても同様で、様々な関与をHIRAMEKIでは行っていますので、何なりとお申し付けください。
量産型の建売住宅は無意識のうちに全体を一つのテーマやコンセプトから全体の世界観を作り上げていく。これが普通で誰も何も疑いもせず世界中の街づくりの常識という感じであるが、それも一つの手法で間違いではない。ちょっと考え方を変えてみるのも面白いかなと思いながら、現在進行中のプロジェクトでは、街の中にある何らかのグループを作り、そのグループは一定のルールを持っているように考える。ゾーニングという大袈裟なものではなくて、もっと緩くそして伝わりやすいデザインテイストにしてみる。ビジュアルや美しさ、カッコよさが所有感を満たし、そのカッコよさ大切な機能として伝わる住宅地を作っていく。形や色をヘンテコに組み合わせるのではなく、やっぱり家のデザインは住まい手のアイデンティティであり、事業主から言えばブランド価値を高める商品としたいところ。小手先のエクステリアデザインや建物配置を自在に動かしたような単純なものではなく、良さを感じてもらえるようにデザインの耐久性を十分に考え抜き、自分の中のプロジェクトテーマをスーパーオリジナルという感じのプロジェクトが進行中である。ちなみに写真は本文と全く関係が無いです。
テラス・ウッドデッキ≒縁側というお話。広さや利便性ばかりを求め続ける建売プロジェクトに小さな縁側というスタイルから物語を作る住宅。その空間で何をするのか?何ができるのか?維持管理や耐久性は如何なものか?一つのアイテムを単純に住宅に付与するだけでなく、使い方から住まい手の人生の物語の一部を演出するサポートができるのが建売プロジェクトの面白い所です。そんな小話をブログに書いてみました。お時間のある方で奇特な方のお付き合いをお願いいたします。
http://www.hira-meki.com/blog/archives/1899
トップ画像は、「縁側ナビ」さんからの写真です。
建売プロジェクトにおいていつも課題となるのが、販売価格帯と外構予算そして全体感のバランス。なかなか難しい問題ですが、とにかくあまりコストをかけないで暮らしや日常を高めるアイディアは同業他社との差異を作ることができるし、購入者も改めて価格以上のメリットを感じることができるはず。無駄にしている小さな空間を上手く演出し、華美になり過ぎないバランスを作るのも重要なポイントと考えます。とにかくやり過ぎはダメなので、徹底して「そこそこ感」で全体を整えるのが難しいところです。でも建売プロジェクトにこんな小さな庭があると、季節感も知ることができるし、雨や風の天気も室内から知ることができる。簡易な庭に見えるけど住まい手にとっては自慢の庭とも成りうるので、ちょっとした空間は積極的に使っていくのが建売プロジェクトの差異を作る重要な戦略だと考えています。
今進んでいるプロジェクトの一部を紹介です。ちょっと面白い立地というか難題難問山積の場所ですが、是非分譲事業をされている様々な方に、土地利用の可能性としてご覧頂きたいと思います。もう普通の分譲をして美しい街並みというレベルを超越しています。この住宅を買う人は、住まい手としての生き方をある程度確立している家族が住まうはず。というか誰でも住める家ではなく、住まい手のスタイルと心意気がどうあるのか?という結構作るのも売るのも住むのも少なからず覚悟を決めなければならないのがいいんです。過去のプロジェクトを鑑みると、やはり少々破天荒なプロジェクトは住まい手が本当にこんな家を探していた!と即決してもらうことが多かった記憶があります。このプロジェクトもそんな気配がプンプンします。偶にはこんなプロジェクトも良いと思います。
http://www.hira-meki.com/blog/archives/1889
関東から少し離れた場所にあるカラマツに囲まれた計画地。ここで新しいプロジェクトが始まっています。