全68邸のプロジェクト。暮らして感じる感動がある街をコンセプトに、情操教育の一環がちりばめられた街で、香りの記憶は視覚や触覚の記憶よりも、より感情をともなう記憶になり、時を経てもドキドキやワクワクなどまで思い出すことが多く、故郷や原風景として香りの記憶として深く住み手の心に沁みわたるようデザインを取り入れています。際立った装飾をできる限り無くし、買う瞬間の喜びだけではなく住んでからの楽しみ、コミュニケーションさらにはカスタマイズをどのように楽しむか?をブロック毎にテーマ設定して企画したプロジェクトになっています。特に家庭菜園は好評で、戸建て購入後に初めて野菜を作り始めたという方も多く、大変評判が良かったです。そのほかにも果樹も多く植え、入居後に早速収穫したり楽しんだりすることで、子供たちを含め、街全体が大きなコミュニケーションのうねりを感じるようになってきています。
クレセント状に囲まれたフォーマルで幾何学的な空間は、緩やかなカーブを描き自然と中央に向かって視線を落とすように作られた空間です。公園というか単なる空間ですが、その形状や植物の配置や手すりのディテールまで意味とその場で作られるストーリーが思い出に残る瞬間になるように丁寧に作られています。